エントリー・損切り・利確のレートやpipsから、リスクリワード比(1:1・1:2など)と損益分岐の勝率、想定勝率での期待値を計算します。スプレッド込みの損益や、1:1になる利確レートも分かります。
FXピボットポイント計算機|フロア・カマリラ・デマークなど5種類
- 公開日:2025/3/1
- 最終更新日:
- FXツール

前の期間(前日・前週・前月)の高値・安値・終値から、FXのピボットポイント(P)と上下の価格帯(R1~R3・S1~S3など)を計算するツールです。スタンダード(フロア)・フィボナッチ・カマリラ・ウッディ・デマークの5つの計算方法に対応し、現在レートがどの価格帯にあるかも表示します。
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ピボットポイントとは
ピボットポイント(ピボット)は、前の期間の高値(H)・安値(L)・終値(C)から、次の期間の「目安の価格帯」を出す計算です。中心の P(ピボット)と、その上のレジスタンス(R1・R2・R3)、下のサポート(S1・S2・S3)を並べて使います。値が前の期間の数字だけで決まるので、同じ入力なら誰が計算しても同じ価格になります。
ピボットは相場の先行きを示すものではなく、「前の期間の値動きの大きさから見た節目の候補」を並べたものです。どの水準で止まるか・抜けるかを当てる計算ではありません。
計算式と計算例
以下の例は、前日の高値 152円・安値 148円・終値 150円 の米ドル/円で計算しています(値幅 H − L = 4円)。
スタンダード(フロアピボット)
P = (H + L + C) ÷ 3
R1 = 2P − L / S1 = 2P − H
R2 = P + (H − L) / S2 = P − (H − L)
R3 = H + 2(P − L) / S3 = L − 2(H − P)
例では P = (152 + 148 + 150) ÷ 3 = 150円、R1 = 152円、S1 = 148円、R2 = 154円、S2 = 146円、R3 = 156円、S3 = 144円 です。最もよく使われる計算方法で、「フロアピボット」とも呼ばれます。
フィボナッチ
P はスタンダードと同じ / R・S = P ± (H − L) × 0.382・0.618・1.000
例では R1 = 151.528円、S1 = 148.472円、R2 = 152.472円、S2 = 147.528円、R3 = 154円、S3 = 146円 です。
カマリラ
R1~R4 = C + (H − L) × 1.1 ÷ 12・6・4・2
S1~S4 = C − (H − L) × 1.1 ÷ 12・6・4・2
カマリラは P ではなく終値が中心です。例では R1 = 150.367円、R4 = 152.2円、S1 = 149.633円、S4 = 147.8円 と、ほかの方法より狭い間隔になります。終値が P から離れていると、S1 が P より上になることがあります(終値 151.5円なら S1 = 151.133円、スタンダードの P = 150.5円)。ツールでは P を「参考」として分け、価格帯は高い順に並べています。
ウッディ
P = (H + L + 2C) ÷ 4 / R1 = 2P − L / S1 = 2P − H / R2 = P + (H − L) / S2 = P − (H − L)
終値を2倍に数える方法です。終値 151.5円なら P = 150.75円、R1 = 153.5円、S1 = 149.5円 になります。
デマーク
デマークは前の期間の始値(O)と終値の関係で X の式が変わり、P・R1・S1 の3つだけを出します。
終値 < 始値: X = H + 2L + C
終値 > 始値: X = 2H + L + C
終値 = 始値: X = H + L + 2C
P = X ÷ 4 / R1 = X ÷ 2 − L / S1 = X ÷ 2 − H
| 始値(例) | X | P / R1 / S1 |
|---|---|---|
| 149円(終値が上) | 602 | 150.5円 / 153円 / 149円 |
| 151円(終値が下) | 598 | 149.5円 / 151円 / 147円 |
| 150円(同じ) | 600 | 150円 / 152円 / 148円 |
日足・週足・月足はどの値を使う?
日足のピボットは前日、週足は前週、月足は前月の高値・安値・終値で計算します。短い取引では日足、数日~数週間の取引では週足や月足のピボットが見られることがあります。
FXは24時間取引できるため、「1日の区切り」が会社や取引ツールの設定によって違います(例: ニューヨーク市場の終了時刻で区切る)。区切りが違うと高値・安値・終値が変わるので、同じ日のピボットでも計算結果が少し違うことがあります。使っているチャートの日足の値をそのまま入れてください。
使い方の例と注意点
- 現在レートを入れると「R1とPの間」のように今の位置と、各水準までの距離(pips)が分かります。
- 利益確定や損切りの価格を考えるときの目安として使われることがあります。
- 計算方法によって水準が違うので、比較表で違いを確認できます。
ピボットの水準で反転する・抜けたら続く、と決まっているわけではありません。強い値動きのときは複数の水準をまとめて通過することもあります。
「ピボットだけでは勝てない」と言われるのは、ピボットが売買の根拠そのものではなく価格の目安だからです。使う場合は、ほかの分析と組み合わせるのが一般的で、損切りの位置と取引数量をあらかじめ決めておくことが必要です。
よくある質問
- どの計算方法がよいですか?
- 決まった正解はありません。最もよく使われるのはスタンダード(フロア)です。計算方法で価格が変わるため、自分が見ているチャートやツールと同じ方法を使うと比べやすくなります。
- カマリラとカマリリャは同じですか?
- 同じ計算方法(Camarilla)です。日本語の表記がいくつかあります。
- デマークに始値が必要なのはなぜですか?
- デマークは前の期間が陽線(終値 > 始値)か陰線(終値 < 始値)かで X の式を変えるためです。始値がないと正しく計算できません。
この計算ツールは、入力した値からピボットの価格帯を計算する目安です。将来の値動きや売買の結果を示すものではありません。高値・安値・終値は取引ツールの設定(日足の区切りなど)によって違うことがあります。取引の判断はご自身で行い、ご利用のFX会社の取引画面や公式情報も確認してください。



