口座残高と取引数量から実効レバレッジを計算します。25倍で建てられる最大数量、1円・1%の値動きで口座の何%が増減するか、目標の倍率から取引数量を逆算する計算もできます。

FXで「1pips(ピップス)動くと何円の損益になるか」を、通貨ペアと取引数量から計算するツールです。米ドル/円などのクロス円だけでなく、ユーロ/米ドルのように円を含まない通貨ペアも円に換算できます。求めた1pipsの価値を使ってスプレッドを円の取引コストに直す方法は、FXのスプレッドと取引コストの計算方法で解説しています。
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pips(ピップス)とは
pips(ピップス、単数形は pip)は、FXで値動きの大きさを表す共通の単位です。通貨ペアによってレートの桁が違うため、「何円動いた」ではなく「何pips動いた」で比べます。
- 円を含む通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/円など): 1pip = 0.01円(1銭)
- 円を含まない通貨ペア(ユーロ/米ドル、ポンド/米ドルなど): 1pip = 0.0001(決済通貨の単位)
取引画面でレートが1桁多く表示される(米ドル/円なら 150.123 のように小数第3位まで)場合、最後の1桁は pip の10分の1で「ピペット(pipette)」と呼ばれます。米ドル/円の 0.001円 は 0.1pips です。
1pipsは何円?米ドル/円の早見表
円を含む通貨ペアの1pipの価値は「0.01円 × 取引数量」で、レートの高さには左右されません。10pipsなら1pipsの10倍です(1万通貨で1,000円)。
| 取引数量 | 1pips | 100pips(1円) |
|---|---|---|
| 1,000通貨 | 10円 | 1,000円 |
| 1万通貨 | 100円 | 10,000円 |
| 10万通貨 | 1,000円 | 100,000円 |
たとえば米ドル/円が 159.00円から 158.00円まで動いたときの値動きは −100pips です。1万通貨を買っていれば −10,000円、売っていれば +10,000円 になります(スプレッド・手数料・スワップポイントを含まない値動きだけの計算)。
計算式
1pipの価値(円)= 1pipの値幅 × 取引数量 × 決済通貨の円換算レート
決済通貨とは、通貨ペアの右側(米ドル/円なら円、ユーロ/米ドルなら米ドル)の通貨で、損益はまずこの通貨で発生します。
円を含む通貨ペア(クロス円)
決済通貨が円なので換算は不要です。米ドル/円を1万通貨なら、0.01円 × 10,000通貨 = 100円。
円を含まない通貨ペア
決済通貨建ての金額を円に直します。ユーロ/米ドルを1万通貨なら、0.0001米ドル × 10,000通貨 = 1米ドル。米ドル/円が 150円なら 1米ドル × 150円 = 150円 です。ユーロ/ポンドなら決済通貨はポンドなので、ポンド/円のレートで換算します(ポンド/円が 200円なら1万通貨で 200円)。
このため、円を含まない通貨ペアの1pipの価値は、換算に使うレート(米ドル/円など)が動くと少し変わります。ツールの換算レートの初期値は例なので、取引画面の今のレートに書き換えて使ってください。
ロットと通貨数の違いに注意
「1ロット」が何通貨かは会社や取引ツールによって違います。国内のFX会社では1ロット=1万通貨が多い一方、1,000通貨単位の会社や、MT4・MT5のように1ロット=10万通貨のものもあります。同じ「0.1ロット」でも、1ロット=10万通貨なら1万通貨、1ロット=1万通貨なら1,000通貨で、1pipの価値は10倍違います。
このツールでは取引数量の単位を「通貨」または3種類のロットから選べます。迷ったら、取引画面の注文数量が何通貨かを確認して「通貨」で入力するのが確実です。
ゴールド・原油・株価指数のpips
ゴールド(XAU/USD)・原油・株価指数などのCFDでは、「1pip(1ポイント)」の値幅と取引単位の決め方が会社・銘柄ごとに違います。同じゴールドでも、1pipを0.1ドルとする会社と0.01ドルとする会社があります。通貨ペアで「値幅と決済通貨を自分で指定する」を選び、取引画面の銘柄仕様にある値幅と数量を入れて計算してください。
よくある質問
- 1pipsと1ピップスと1pipは違いますか?
- 同じ意味です。単数形が pip、複数形が pips で、日本では「1pips」「ピップス」と書くことが多いです。
- 100pipsは何円ですか?
- 円を含む通貨ペアでは 100pips = 1円 の値動きです。損益は数量によって決まり、1万通貨なら10,000円、1,000通貨なら1,000円です。
- スプレッドもpipsで表しますか?
- はい。スプレッドが0.2銭の米ドル/円は0.2pipsです。1万通貨を取引すると、0.2pips × 100円 = 20円 が売値と買値の差として実質的なコストになります。
この計算ツールは、値動きと損益の関係を確認するための目安です。実際の損益は、約定したレート・スプレッド・スワップポイント・手数料・取引単位の定義など各FX会社の条件で変わります。取引の前に、ご利用のFX会社の取引画面や公式情報で確認してください。



