宝くじ・競馬・ボートレース・totoの還元率比較|賭け続けるとどうなる?

宝くじ・toto・競馬・ボートレース・ルーレットは、賭けた(買った)金額のうち平均して戻ってくる割合、つまり還元率がそれぞれ決まっています。このページでは還元率を並べて比べ、戻った分を賭け直したり、同じ額を賭け続けたりしたときに手元の金額がどうなるかを計算とシミュレーションで確かめられます。

シミュレーターを読み込んでいます…

還元率とは

還元率(払戻率)は、集まったお金のうち、当たった人に配られる割合です。残りの割合は、当たった人には配られません。1回ごとの期待値に直すと、次のようになります。

1回あたりの期待値(損益)= 賭け金 ×(還元率 − 1)

還元率75%なら、1,000円を賭けるごとに平均250円が戻ってこない計算です。どの題材も還元率は100%より低いので、長く続けるほど「賭けた総額 ×(1 − 還元率)」の分だけ減っていくのが平均の姿です。

題材ごとの還元率

題材還元率根拠
宝くじ50%以下当せん金の総額は発売総額の5割を超えてはならない(当せん金付証票法 第5条)
toto約50%売上金額の50%に相当する額から払戻金を算出
JRA(競馬)70.0%~80.0%券種ごとに決まっている(単勝・複勝 80.0%、3連単 72.5%、WIN5 70.0% など)
ボートレース約75%売上(返還金を除く)の100分の75に相当する額を的中者に按分
ルーレット(37マス)約97.3%1回あたりの期待値が −1/37

JRA の券種ごとの率と、オッズとの関係は競馬の控除率と期待値のページ、ルーレットの計算はルーレットの期待値のページ、宝くじの等級表からの計算は宝くじの期待値のページで確かめられます。競輪・オートレース・地方競馬などは、このページでは扱っていません。

賭け直すと「還元率のk乗」になる

当たって戻ってきたお金をまた全部賭け直すと、1回ごとに期待値が還元率の倍率で掛け合わされます。k回くり返したときの手元の期待値は、元の金額 × 還元率のk乗です。

k回賭け直したあとの期待値 = 元の金額 × 還元率k

1万円から(還元率)1回後3回後10回後
50%5,000円1,250円10円
75%7,500円4,219円563円
80%8,000円5,120円1,074円
約97.3%9,730円9,211円7,603円

手元の期待値が半分を下回るのは、還元率75%なら3回目、80%なら4回目、約97.3%でも26回目です。10万円を還元率75%で10回賭け直すと、期待値は約5,631円になります。1回あたりの差が小さく見えても、くり返すほど差が大きく開きます。

同じ額を賭け続けた場合

毎回同じ金額を賭ける場合は、掛け算ではなく足し算で減っていきます。1,000円を100回賭けると賭けた総額は10万円で、戻る額の期待値は還元率75%なら7万5,000円、約97.3%なら約97,297円です。

シミュレーターのSTEP 4では、100人が同じ条件で賭け続けたときの回収率の推移を描きます。当たる確率が低い設定ほど1人ずつの回収率は大きくぶれ、短い回数では100%を超える人も出ます。しかし回数を増やすと、100人の回収率は還元率のまわりに集まり、100%を超える人は減っていきます。

このページの前提

  • 還元率は公式の資料や法律で確認できる値だけを使っています。宝くじは法律上の上限で、実際の還元率はくじごとに異なります。
  • STEP 4は「当たる確率 q で、当たると還元率 ÷ q 倍が戻る」という単純化したモデルで、実際の券種やくじの配当のしくみを再現したものではありません。
  • 確率と期待値の考え方を学ぶための教材で、特定のくじ・公営競技・賭け方をすすめるものではありません。

よくある質問

還元率が高いものを選べば、続けても減らないのですか?
還元率が100%より低い限り、平均では必ず減ります。還元率が高いと減り方がゆっくりになるだけで、賭け直しをくり返すと約97.3%でも26回目には期待値が半分を下回ります。
シミュレーションで回収率が100%を超える人がいるのはなぜですか?
1人ずつの結果は偶然で大きくぶれるからです。回数が少ないうちは上にぶれる人もいますが、それは平均が100%を超えていることを意味しません。

関連する実験・ツール

このページは、確率・期待値・ランダム性を理解するための学習用です。シミュレーションの結果は乱数によるもので、実行するたびに変わり、将来の結果を示すものではありません。特定のくじ・券種・買い方や予想をすすめるものではありません。

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