宝くじの期待値の計算|1枚あたりいくら戻る?還元率を等級表で確かめる

宝くじを1枚買うと、平均していくら戻ってくるのかは、等級ごとの当せん金と本数から計算できます。このページでは、例として作った架空の等級表で1枚あたりの期待値と還元率を計算し、100人が同じ枚数を買ったときに一人ひとりの結果が平均とどれほど違うかを確かめられます。

シミュレーターを読み込んでいます…

宝くじの期待値の計算方法

宝くじの期待値は「当せん金の総額を、発売した枚数で割った金額」です。1枚ずつに注目すると、各等級の「当せん金 × その等級が当たる確率」を足し合わせたものと同じになります。

1枚の期待値 = Σ(当せん金 × 本数)÷ 発売枚数
還元率 = 1枚の期待値 ÷ 1枚の値段

シミュレーターの等級表は、しくみを説明するために作った例(架空の等級表)です。1ユニット1,000万枚・1枚300円として、次のように決めています。実際の宝くじの等級・当せん金・本数は、くじごとに公式の発表で確認してください。

等級(例)当せん金本数1枚あたりの期待値
1等3億円1本30円
2等1,000万円4本4円
3等100万円40本4円
4等1万円7,000本7円
5等3,000円20万本60円
6等300円100万本30円

合計すると、1枚あたりの期待値は135円、還元率は45.0%です。1枚300円のうち、平均して165円は戻ってきません。何かしらの等級が当たる確率は約12.1%で、1等が当たる確率は1,000万分の1です。

還元率は法律で5割以下

日本の宝くじは、当せん金付証票法 第5条で「当せん金の総額は発売総額の5割を超えてはならない」と決められています。つまり還元率は50%以下で、1枚買うごとに、平均して値段の半分以上は戻ってこないしくみです。シミュレーターで当せん金や本数を増やして還元率が50%を超えると、法律上ありえない設定であることを知らせる表示が出ます。

還元率は「たくさん買った人がいずれ取り戻せる割合」ではありません。買った全員の結果を平均した割合です。

平均と「ふつうの人の結果」は違う

例の等級表で期待値135円のうち、1等だけで30円を占めています。1等は1,000万枚に1本しかないので、ほとんどの人はこの30円分を受け取りません。一方、5等と6等は当たる人が多く、期待値のうち90円はこの2つの等級から来ています。

たとえば1万枚(300万円分)買っても、3等以上が1本も当たらない確率は約95.6%です。3等以上が当たらなかった人に戻るのは4~6等の分で、平均すると1枚あたり97円、買った額の約32.3%です。期待値どおりの45%に届くのは、まれに高額の等級が当たった人が平均を引き上げるからです。STEP 3で100人の結果を並べると、多くの人が還元率より少ない戻り率に集まり、ごく少数の人が右に大きく離れる形になります。

このように、期待値(平均)は「いちばん起こりやすい結果」を表すものではありません。当たる確率の低い大きな賞金が混ざる題材ほど、平均と真ん中の人(中央値)の差は大きくなります。1等が当たる確率そのものは宝くじが当たる確率を体感するページ、ほかの公営競技との比較は還元率の比較ページで確かめられます。

このページの前提

  • 等級表は説明用の例(架空)で、実在の宝くじの等級・当せん金・本数ではありません。
  • シミュレーションでは、1枚ごとに独立に抽選するモデルを使っています。実際のくじは決まった本数を配るので、1人がたくさん買うと少しだけ結果の散らばり方が変わりますが、期待値は同じです。
  • 確率と期待値の考え方を学ぶための教材で、宝くじの購入や特定の買い方をすすめるものではありません。

よくある質問

たくさん買えば還元率より多く戻りやすくなりますか?
いいえ。何枚買っても1枚あたりの期待値は同じで、買った額に対して平均で戻るのは還元率の分です。枚数を増やすと、多くの人の結果が「高額でない等級の分」に集まっていくだけです。
期待値が値段より低いのに、なぜ当たる人がいるのですか?
期待値は全員の平均だからです。ごく一部の人が大きな当せん金を受け取り、ほとんどの人は買った額より少ない金額しか戻らない、という結果を平均すると、期待値になります。

関連する実験・ツール

このページは、確率・期待値・ランダム性を理解するための学習用です。シミュレーションの結果は乱数によるもので、実行するたびに変わり、将来の結果を示すものではありません。特定のくじ・券種・買い方や予想をすすめるものではありません。

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