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くじ引きは先に引くと得?引く順番と当たる確率を実験で確かめる
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当たりの本数が決まったくじを順番に引くとき、「先に引いたほうが得」「残り物には福がある」など、順番で有利不利があるように感じることがあります。このページでは、実際に1人ずつ引いてみたり、何千回もくり返して順番ごとの当たる割合を数えたりして、引く順番と当たる確率の関係を確かめられます。
シミュレーターを読み込んでいます…
どの順番でも当たる確率は同じ
n本のうちk本が当たりのくじを、n人が順番に1本ずつ引き、引いたくじは戻さないとします。まだだれの結果も知らない時点で、i番目の人が当たる確率は、順番によらず次の値です。
i番目の人が当たる確率 = k / n(どの i でも同じ)
いちばんわかりやすい考え方は、「くじを引く前に、n本のくじがでたらめな順番で1列に並べてある」と見なすことです。i番目の人は、その列のi番目のくじを受け取るだけです。でたらめに並べた列のどの位置にも、当たりが来る確率は同じk/nです。10本中3本が当たりなら、1番目の人も、5番目の人も、最後の人も、当たる確率は30%です。
2番目の人で確かめる
10本中3本が当たりの場合で、2番目の人が当たる確率を、1番目の人の結果で場合分けして計算します。
| 1番目の結果 | 起きる確率 | 2番目が当たる確率 |
|---|---|---|
| 当たり | 3/10 | 2/9(約22.2%) |
| はずれ | 7/10 | 3/9(約33.3%) |
3/10 × 2/9 + 7/10 × 3/9 = 6/90 + 21/90 = 27/90 = 3/10
1番目が当たりを持っていくと2番目は不利に、はずれを持っていくと有利になります。両方の場合を起きる確率で重みづけして足すと(全確率の公式)、ちょうど1番目と同じ3/10に戻ります。3番目以降も同じ計算をくり返すと、すべてk/nになります。
結果を知ると確率が変わる(条件付き確率)
「どの順番でも同じ」というのは、前の人の結果を知らない時点での話です。前の人の結果がわかると、残っているくじの中身がわかるので、次の人の確率は変わります。たとえば10本中3本が当たりで、1番目と2番目の人がどちらもはずれだったと知っていれば、3番目の人が当たる確率は、残り8本中3本で3/8(37.5%)です。
シミュレーターのSTEP 2では、1人引くたびに「そのときの当たる確率」を表に記録します。値は結果によって上下しますが、引く前の時点ではどの人も同じk/nです。STEP 4では、実験で1番目が当たりだった回だけ・はずれだった回だけを取り出して、2番目の人が当たった割合を数え、計算と比べられます。このように、情報によって確率が変わる考え方はモンティ・ホール問題やベイズの定理にもつながります。
このページの前提
- くじはよく混ぜてあり、どの並び順も同じ確率で起こるものとしています。
- 引いたくじは戻さず、くじの本数と引く人数は同じにしています。
- 確率の考え方を学ぶための教材で、くじや抽選の買い方・参加の仕方をすすめるものではありません。
よくある質問
- 当たりが出てしまったあとに引く人は、損をしていませんか?
- 当たりが先に出たあとで引く人の確率は下がりますが、はずれが続いたあとで引く人の確率は上がります。引く順番を決める時点では、どちらになるかわからないので、平均するとだれも損も得もしません。
- 実験で順番ごとの割合が少しずつ違うのはなぜですか?
- 回数が有限なので、偶然のぶれが出るためです。1,000回より10,000回のほうが、どの順番の割合もk/nの線に近くそろいます。
関連する実験・ツール
このページは、確率・期待値・ランダム性を理解するための学習用です。シミュレーションの結果は乱数によるもので、実行するたびに変わり、将来の結果を示すものではありません。
